槍ヶ岳 長野県大町市 平成14年9月14日〜16日

約1年ぶりの槍ヶ岳に向かいます。今回は槍ヶ岳初挑戦の平地部・かえる@ぴょん隊員との合同登山隊であります。残念ながらお天気には恵まれませんでしたが、以前の職場である「ヒュッテ大槍」に泊まり、スタッフのみんなとお酒を酌み交わしながらの懐かしい話は、夜が耽るのも忘れるほどの楽しいものでした・・・。

参加メンバー:かえる@ぴょん、大槍太郎

第1日目 アカンダナ駐車場〜上高地バスターミナル〜河童橋〜明神〜徳沢〜横尾〜一ノ俣〜槍沢ロッヂ  歩行時間:5時間)
第2日目 槍沢ロッヂ〜ババ平〜水俣乗越分岐〜天狗池分岐〜坊主分岐〜ヒュッテ大槍〜槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳〜ヒュッテ大槍  歩行時間:4時間20分)
第3日目 ヒュッテ大槍〜槍沢ロッジ〜横尾〜明神池〜梓川右岸遊歩道〜河童橋〜上高地バスターミナル〜アカンダナ駐車場  歩行時間:7時間)

  

今回は「初槍」に張り切るぴょん子隊員を引き連れての槍詣である。
前日の夜から張り切っての出発。
早い時間に上高地を出られれば当日のヒュッテ大槍入りも可能。
しかし・・・。
東海北陸自動車道・関サービスエリア付近で睡魔に襲われ、翌朝5時まで爆睡してしまった・・・。
こんなことならゆっくり家を出ても良かった。
空は既に明るくなりかけている。
「わぁぁぁぁ〜!?起きろぉぉぉぉ〜!!」。

名トレメンバーの桜ヶ丘氏からメールが入った。
「今頃は上高地ですか!?」。
「いいえ、まだ関でグズグズしています・・・」。

  

午前8時、平湯温泉・アカンダナ駐車場に着く。
閑散とした駐車場は5分の入り。
登山客の姿はマバラ・・・。
昨夜は雨がたくさん降ったようだ。
身支度を整えて、バスターミナルへと向かう。
時間が遅かったようで、連休にもかかわらず、バスは空いていた・・・。

    

釜トンネルでの信号待ちもなく、午前8時40分に上高地バスターミナル到着。
梓川に出て、穂高の山並みを横目に河童橋に向かう。
ビジターセンターに立ち寄り、これからのコースをぴょん子隊員に説明する。
片道22キロの長大なコースに、改めてビックリしたようだ・・・。
小梨平の水場で、いつもの「粉ポカリ」に水を入れた・・・。

    

こんな時間からの出発である。
今夜は槍沢ロッヂ泊まりに決定することにした。
ゆっくりと歩こう・・・。
トボトボと梓川の左岸を歩く。
明神でトイレ休憩を済ませ、さらに進む・・・。

    

ダラダラと長い道・・・。
「変化がなくてツマラナイ・・・」。
河童橋より先に来た事のないぴょん子隊員が本音を漏らす。
「君、それを言っちゃぁ〜おしまいだよ・・・」。
ブーブーと文句を言うぴょん子隊員を完全無視し、先を急ぐ。
午前10時30分、徳沢着。
相変わらずのんびりとしたテン場には数張りのテントが並ぶ。
大好きなテン場だ。
ちょっと早めの昼食とした。
まだぴょん子隊員は、「足が痛い、ペースが速すぎる・・・」などと、ブーブー文句を言っている。
いい加減頭にきたので、思いっきり「渇」を入れてやった。
ぴょん子隊員は半泣き状態で、「浜しお」なる超薄味のラーメンを啜っていた。
「なあぴょん子、先はまだまだ長いんだよ・・・」。

どうもぴょん子隊員は「シャリバテ」だったようだ。
お腹が膨れたら、急にご機嫌が良くなった。
先を急ごう・・・。

    

    

午後12時、横尾着。
槍ヶ岳への行程の半分、11キロ地点である。
涸沢方面と、槍方面への登山客でごった返していた。
トイレを早々に済ませ、横尾山荘を後にする・・・。

横尾からは山道らしい登山道に変化する。
鬱蒼とした森や、飛び石伝いの河原、吊橋など、変化があって楽しい。
「やっと山らしくなってきたね♪」。
ぴょん子隊員の機嫌は完全に直った・・・。

    

時間を気にしながら歩いた。
「う〜む、判断が難しいな・・・」。
時計は午後1時を回ったばかり。
槍沢ロッヂはもうすぐだ。
前半を飛ばしたので、時間的に大槍まで行く事は可能なのだが・・・。
大:「どうする?大槍まで歩ける??」。
ぴ:「う〜ん、ちょっと疲れた・・・」。
槍沢ロッジ泊まりに決めた。
午後1時40分、槍沢ロッヂ着。
生ビールでも飲んでゆっくりしよう・・・。

槍沢ロッヂ
1泊2食付¥8500


    

今宵の槍沢ロッジは大盛況だった・・・。
今シーズン最高の230人の宿泊だということをスタッフから聞いた。
2階の部屋を6人で使う事になる。
明日はゆったりと出来るから、今晩だけ我慢しよう・・・。
談話室も客室に変えられていたので、のんびりとする場所もない。
ダラダラと横になりながら、夕ご飯をひたすらに待つ。
午後5時30分、夕食。
思いっきりご飯のお代わりを3杯した・・・。

    

夕ご飯の後、天気予報を見る。
お天気は下り坂のようだ。
「明日は雨を覚悟しなければ・・・」。
午後7時、あまりにも暇なので寝てしまった・・・。

槍ヶ岳その2へ続く