鎌ガ岳(1160m) 三重県三重郡菰野町 平成14年10月5日

秋を感じさせる朝晩の涼しさと共に、久しぶりに鈴鹿に行ってきました。今回は出発時間も遅かったので、武平峠からのアクセスが可能な「鎌ガ岳」を目指しました。急登では、相変わらずの汗みどろですが、風の通り道に立ってみると思わず、「秋だなぁ〜」とつぶやいてしまうほどの涼しさと、赤とんぼが印象的でした・・・。

参加メンバー:かえる@ぴょん、大槍太郎

  

午前9時30分、鈴鹿スカイライン・武平峠駐車場に到着。
トイレのすぐ横の「ベストポイント」に車を停めた。
今日はメチャクチャにイイ天気である・・・。
トボトボとスカイラインを歩きながら武平トンネルを目指す・・・。

    

武平トンネルの手前に、武平峠への登山口がある。
山腹に取り付き、武平峠を目指す。
10分ほどで武平峠に到着した。
ここは、御在所岳(50分)・雨乞岳(180分)・鎌ガ岳への分岐点でもある。
今日は左手の鎌ガ岳を目指そう・・・。

    

鈴鹿の山ではお馴染みの花崗岩の砂礫でできた掘割状の道を進みながら高度を稼ぐ。
樹林帯を抜けると岩場に出る。
御在所岳を展望しながら暫しの休憩・・・。
そしてすぐに熊笹に突入・・・。

  

鎌ガ岳ほど名古屋近郊でお手軽にアルペンムードを楽しめる山もないだろう。
人気があるというのも十分頷ける・・・。
滑りやすい急登をガシガシと登る。
フラットな道に出ると、木々の間から涼しい風が吹き抜ける・・・。

  

通称「大崩れ」に出た。
三つ口谷の合流点でもある。
視界が開けると、目の前に鎌ガ岳のピークが望める・・・。

    

大崩れを過ぎると頂上も近い。
「胸突き八丁」を黙々と登る。
槍ヶ岳で岩場の登りの楽しさを覚えたぴょん子隊員は軽快に進んでいく。
張ってあるフィックスを無視し、自分のホールドでマイペースに登っていく姿は頼もしい・・・。
空が開け、ピークが見えてきた・・・。

    

午前11時、鎌ガ岳1160m山頂に立つ。
気温が高いせいか、視界はあまり良くない。
名古屋方面は辛うじてツインタワーが望めた・・・。
滋賀県側の展望地にスペースを見つけ、腰を落ち着ける。

    

久しぶりの鈴鹿、最高の天気と最高のロケーション。
お互いに至福の時を楽しみたい・・・。
僕はアマチュア無線に、ぴょん子隊員は昼寝に取り組む。
1時間ほど山頂でゆっくりし、下山を開始・・・。

    

暑さを避け、暫く3000mクラスの高山に足が向いていたのだが、そろそろ近郊の低山歩きにも力を入れたい。
鈴鹿や美濃の山歩きが楽しくなる季節がやって来た・・・。
紅葉はもう少し先になるが、稜線に吹く風は秋を感じさせるものだった・・・。





今日も山歩きの汗を流してから帰る事にしよう・・・。
伊勢平野の展望が楽しめる露天風呂で有名な「希望荘」に立ち寄る。
湯の山温泉の泉質は、肌にやさしい滑らかなお湯。
日焼けした腕にもサラットしたお湯の感触が心地良い・・・。

рO593−92−3181
入泉料¥500