仄仄山の会報告・北八ツみどり池(平成15年9月28日)
ピークを目指さない山歩きも、たまには良いものです。北八ツにある小さな池を目指して歩く、ミニトレッキングを計画しました。森の中はヒンヤリとしたガスが薄く立ち込め、まさに深山幽谷という言葉がピッタリの雰囲気でした。下山後の温泉も楽しみです・・・。
参加メンバー:かえる@ぴょん、大槍太郎
みどり池へのスタート地点、「稲子湯」の駐車場へ車を停めて出発。
山のいで湯の楽しみは最後に取っておこう。
温泉の庭の隅に登山口がある・・・。
静かな森の中を歩く。
賑やかな北アルプスの登山道とは違い、すれ違う人もまばら。
こんな山歩きもたまにはイイ・・・。
しばらく歩くと唐沢橋のゲートに出る。
ここまで車で乗り入れることも可能。
白駒林道を通り、白駒池へ至るコースとの分岐点でもある・・・。
再び森の中へ入る。
隊長にとっても久しぶりの山歩き。
初めての北八ツ。
ガツガツと精力的に歩く・・・。
登山道側のみどり池と白駒池の分岐に出る。
みどり池の先は本沢温泉を経て、夏沢峠、天狗岳に至る登山道でもある。
「ザー」という音が聞こえ、しばらく渓谷に沿った道歩きが続く・・・。
渡河地点を通過する。
気温は10度くらいで、立ち止まると肌寒さを感じる。
冷たい水で顔を洗おう・・・。
だんだんと傾斜がきつくなってきた。
カラマツ林の中の踏み跡をたどる・・・。
ここからは昔、材木運搬のために使われていた軌道跡を歩くことになる。
廃線跡をたどるトレッキングも一部のマニアに愛好されているという話を聞いたことがある。
枕木を一歩一歩確認しながら歩くのも楽しい・・・。
2回目の渡河地点に出る。
苔むした岩が目立つようになってきた。
水分の豊富な北八ツならではの風景。
屋久島・宮之浦岳登山の経験がある隊長は、「屋久島の雰囲気にすごく似てるね♪」とのコメントを頂いた・・・。
ダケカンバの目立つフラットな道に出ると、しらびそ小屋が現れ、その先にゴールのみどり池が見えた。
森の中の小さな池。
ガスが立ち込め、幻想的な雰囲気が漂う・・・。
池のほとりの切り株に腰をおろし、お茶を立てる。
しらびそ小屋からストーブの煙が立ち始めた・・・。
会社から新製品のチョコを拝借してきた。
ロッテの「クルム」と「マカダミア」。
滅多に口にしないチョコレートだが、山歩きの時に食べるチョコはやはり美味しい。
ドリップコーヒーにもとても合う・・・。
チョコの匂いに誘われて犬が近づいてきた。
小屋の愛犬「ラッキー」だ。
どんぐり目玉の小さな犬。
隊長が持つカワハギの珍味に興味深々・・・。
カワハギやビーフジャーキーをお近づきの印に差し上げたので、ラッキーと友好関係を築くことが出来た。
彼は今発売中の「ヤマケイJOY」にも登場しているのでご覧になるといいかも・・・。
「カサカサ」という音に目をやると、小屋の脇にリスが顔をのぞかせた。
えさを探しに来たようだ・・・。
楽しいみどり池を後に、稲子湯へ戻る。
下山後は山のいで湯である「稲子湯」で汗を流す。
温泉よりも若干温度が低めの鉱泉。
じっくりと時間を掛けて冷えた体を温めよう。
入浴料600円也・・・。