仄仄山岳会報告・天王山(平成16年12月19日)

毎年恒例の「山頂忘年会」に今年もお邪魔しました。とても12月とは思えない暖かさの中、たくさんのご馳走に囲まれて、それはそれはたいへんに満腹でグルジぃぃぃ・・・。

参加メンバー:たくさんのお友達の皆さん、大槍太郎

    

今年で4回目となる「山頂忘年会」。
平成13年の「養老山」、14年の「東谷山」、15年の「納古山」と、毎年参加させて頂いている(新年会は弥勒山)。
主催の旧名トレ顧問である「久保爺氏」よりご連絡があり、即参加を申し出た次第。
今回の納会山行の舞台は、何と美濃の「天王山」。
平成13年6月9日、あの今はなき伝説の「名古屋トレッキング向上委員会」結成山行で登った山である。
非常に感慨深い。
う〜む!!」。

午前8時、いつもの「車載型特殊通信手段」で連絡をとりながら、「サークルK大矢田店」の駐車場に仮集合する。
すでにたくさんの皆さんがお待ちかねであった。
特に久しぶりにお会いした「篠木氏」などは、午前7時30分から待機していたのと事。
頭が下がる。
その後も、ぞくぞくと参加メンバーが到着。
おはようございま〜す♪」。

    

サークルK駐車場を出て、大矢田神社へと向かう。
本殿手前の駐車スペースへ車を停めて出発準備。
今回の「ボッカ隊長」は、タフマンで有名な元名トレ相談役「可児桜ヶ丘氏」が担当。
背負子には重要な食材のほか、「ミニプロパンガス」のボンベまで背負われている。
御嵩アヒ氏」は相変わらずの大荷物である。
今回はご同伴の「Tさん」の荷物も一緒に持つという「男気」を見せている・・・。

    

午前8時30分、大矢田神社を出発。
紅葉の季節が終わった静かな参道を登る。
登山口は出店の立ち並ぶ路地を進み、奥の院に差し掛かる手前にある。
登山口には「熊出没注意」の看板あり・・・。

    

登山口からはすぐに傾斜のきつい登りとなる。
紅葉のなごりのモミジがキレイだ。
それにしても絶好の登山日和。
木々の間から明るい日差しがこぼれる。
17人のパーティーは進む・・・。

  

出たぁぁぁ!!!」。
御嵩アヒ氏」がすぐに暴走する。
防寒対策のために履いてきたパッチが、この暖かさで不要となり、木陰で「ヌードショー」を披露。
同行の「Tさん」から厳しい叱責を浴びる。
そして置き去りにされる・・・。

    

その後も急勾配は続く。
ところどころ「フィックス」が張ってあり、それを頼りに登る場所もある。
天王山には、このコースの他にもたくさんのコースがあり、平成13年には違うコースで登った記憶がある。
今回はかなり登り応えのあるコースだ。
ポイントポイントで小休止を取ながらさらに進む・・・。

    

少しパーティーの間隔が離れたので、谷を望むクランクのところで後続隊を待つ。
頂上まであと少し・・・。

    

急な登りが終わり、なだらかな稜線に出る。
木々に囲まれたプロムナードを通り、いったん鞍部から再度の登り返しを終えると、パッと目の前が開けてくる。
標高538メートル天王山山頂・・・。

  

先発隊はすでに宴会の準備を進めていた。
見晴らしの良い、山頂から一段下がったテーブルが今回の山頂忘年会宴会場となる・・・。

    

うおぉぉぉ!!!」。
恐ろしいほど大量の「マツタケ」である。
可児桜ヶ丘氏」が秋に確保され、冷凍保存していた逸品である。
すき焼きを行うため、下から運んできたプロパン。
そして「超高級可児牛」も大量・・・。

  

こちらでは、これも恒例となった「石焼カルビ」が調理されている。
昨年の納会で披露された、「東田中氏」が今年も思い石板を運んできた。
遠赤外線効果」でカルビの美味しさも倍増される・・・。

    

マツタケすき焼き」の調理も順調である。
山頂に何ともいえない微香を放ち、狂おしくなる。
惜しげもなく、さらにマツタケが鍋の中へ放り込まれる・・・。

    

今池氏」から「温泉卵」が振舞われる。
ツルっとした喉越しが嬉しい。
鍋や石板の周りではおしゃべりも弾む・・・。

    

おなかも膨れ、ちょっと三角点のあるピークまで登ってみる。
三角点の「今池氏」と「可児大森氏」。
薄っすらと雪のかぶった御岳、その向こうに乗鞍、そしてその左には前穂から奥穂、そして吊尾根も確認できる。
絶好の展望をしばし楽しむ・・・。



ポカポカの陽気と、御嵩アヒ氏から頂いた「悪魔の白い水」が効き、いつしか記憶をなくしてしまう・・・。

    



どれぐらい眠っていたのだろうか。
気が付くとすでに後片付けの最中。
いつしか空に雲が目立ってきた。
最後に皆さんで記念撮影(画像:久保爺氏ご提供)。
そして、名残惜しい山頂を後にする。
下りも同じルートを辿る。
若干、足元が覚束ないのは止む終えない・・・

    

    

山歩きでかいた汗を流すことに。
武芸川温泉ゆとりの湯」へ立ち寄る。
これだけの「団体様」なので、「団体割引」が利用できるかもしれない。
支配人と直接交渉するも、回数券利用の方法を薦められる。
湯上りの後は休憩室で歓談。
売店で「フルーツ牛乳」を購入・・・。

  

  

安らかにお休み下さい」的な人が約2名・・・。

皆さん、お疲れ様でした。
今回はデジカメを忘れるという失敗をしてしまい、急遽、携帯電話のカメラでの撮影というショボショボ画像しか残せませんでした。
しかし、師走とは思えない暖かな陽気の中、楽しい山歩きが出来たことは嬉しい限りです。
この場をお借りしてお礼申し上げます・・・。

仄仄倶楽部 大槍太郎