銚子ガ峰下山後、福井県和泉村にある、おばあちゃんの家へ1年ぶりに訪れる。
現在は誰も住んでいないこの家。
昨年、少し手を加えて、サッシと雪囲いを新しくした。
今晩は久しぶりに九頭竜の夜を過ごそう・・・。
まずは山歩きでかいた汗をサッパリと流そう。
和泉村下村地区にある、「九頭竜温泉・平成の湯」へ。
おばあちゃんの家に泊まるときにはいつも利用する温泉。
泉質はアルカリ性単純泉で、癖のないお湯が好きだ。
いつものように長風呂のぴょん子を無料の休憩室で待つスタイル・・・。
温泉から出ると一気に疲労感に襲われる。
ぴょん子も同様で、何もしたくない衝動に駆られる。
温泉近くの農協でお惣菜を購入し、おばあちゃんの家へ持ち帰り、お酒のつまみを中心とした「簡単夕食」で酒宴を催す。
「バリバリバリ!!!」。
物すごい雷と共に雨が降り出した。
暑かった気温が一気に下降し、開け放った窓から気持ちの良い風が吹き込む。
天然クーラーだ。
ぴょん子が先に沈没し、僕もSさん一家のジャカルタからの報道を見ながらいつの間にか寝てしまった・・・。
午前4時、あまりの寒さに目が覚める。
ビールの空き缶を握りながら寝ていたようだ。
昨夜の雨は止んでいる。
外に出ると、山はガスで覆われている。
鳥肌が立つほど寒い。
和泉村のメインストリートまで缶コーヒーを買出しに行く。
玄関の扉を開けた音で目覚めたぴょん子も、モソモソと起き出した・・・。
昨日の残りの枝豆とかを摘みながら空腹を癒す。
家から持ってきたペットボトルに水を汲むのは恒例行事。
和泉村では水道は無料。
しかも天然のイオン水である。
名古屋の水も不味くはないが、ここの水は本当においしい。
1.5リッターのボトルを6本満タンにした。
最後に玄関を閉め、雪囲いをはめ直して出発する。
雪の降る前にもう一度来たいと思う・・・。
名古屋へ帰る前にいつも必ず立ち寄るところがある。
「道の駅・九頭竜」だ。
ここはご近所のおばちゃんたちが作った地元の名物料理をリーズナブルな値段で購入することができる。
「鯖の丸焼き」や「舞茸ご飯」や「笹寿司」など、朝食に枝豆しか食べていない人間には狂おしいほどのいい匂いが思考能力を狂わす。
まさに狂ったほどにそれらを買い込む・・・。
購入した食べ物を車内で一気に食べてしまう。
「イモの煮っころがし」は、甘辛く煮た小芋。
絶妙な味付けは真似が出来ない。
「焼き鯖の押し寿司」は、羽田空港などでも有名な「空弁」。
死ぬほどに美味しいとしか表現できない。
デザートの「エゴマアイス」もここでしか購入できないもの。
ぴょん子はこのアイスクリームが大好きだ。
なお、画像点数が少ないのは、撮影に気を取られている間にバクバクとぴょん子に食べられてしまうから仕方がない・・・。